INTERVIEW|児童心理司
こどもの心理を読み解き、
問題行動の要因分析や
家庭環境の改善に
つなげていく
O.R.
児童心理司
2024年入職
心の動きに興味を持ち、児童を支える心理職に
児童心理司を志した最初のきっかけは、高校時代の国語の教科書。人の心について書かれた作品に興味を引かれ、大学で心理学を学ぼうと決めました。もともとこどもが好きだったこともあり、大学時代は児童養護施設で勉強を教えるボランティアサークルに参加。あらゆる事情を抱えたこどもたちと接するうちに、心理職で力になりたいという思いが膨らみました。
現在は青森県の児童相談所に勤務していますが、以前は地元・愛知の県職員として児童自立支援施設で働いていました。結婚を機に青森へ移住し、引き続き児童福祉分野を希望して現職に。新天地での生活にも徐々に慣れ、今は仕事もプライベートも充実した毎日です。青森の魅力は何といっても、美味しい食べ物がたくさんあること。仕事終わりや休日の食事が楽しみで、それが仕事のモチベーションにもつながっています。
一人一人の知能や心理状況に合わせて支援
私が児童相談所で担当している仕事は、知的障がいのある方に交付される愛護手帳の判定業務のほか、保護された児童の心理検査や面接など。障がいの有無を診断するのはお医者さんですが、IQを測る知能検査や心理状況を評価する検査は児童心理司が行います。
こどもの年齢によって検査方法は異なりますが、例えば積み木を使って「私と同じような形に積んでごらん」と伝えたときに、目で見た情報をそのまま形にできるか、手の動きはどうか。他にもさまざまな方法で発達状況や心理状態を把握し、その子に適した支援方法の検討につなげています。
またこどもの面接も、児童心理司にとって重要な業務です。私は最初に「ここは児童相談所といって、こどもが困っていることを聞くところだよ。一緒に考えていこうね」と伝えた上で、家庭環境や学校のこと、お父さんやお母さんのことをどう思っているかなど、こどもの目線から話を聞いています。
こどもの人生に関わる、やりがいの大きな仕事
こどもの特性や生活環境は千差万別で、問題の要因も支援の選択肢も多岐にわたります。もし万引きしたこどもであれば、なぜしてしまったのか、家庭や学校での様子はどうか。癇癪のあるこどもなら、どんなときに起こって、どんな言葉をかけたら落ち着きやすいのか。こども本人から話を聞くだけでなく、児童福祉司と一緒に家庭や学校を訪問して要因を吸い上げ、こどもが生活しやすい環境を第一に改善策を考えています。
自分の対応によって、その子のこれからの人生を決めてしまうかもしれない。そう思うと責任は重いですが、そのぶんやりがいも大きいです。家庭環境が複雑な子やおうちの人に頼れない子を手助けできますし、その子の中で自分が大きな存在になれているんだろうなと感じる瞬間もあります。特にこどもが好きな人にとっては、達成感や喜びも得られる仕事です。私は児童心理司という職業を選んで良かったと思っています。
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