INTERVIEW|児童福祉司

児童相談所は、
家庭支援の要。
関係機関や保護者と連携し、
こどもの安全と
笑顔を守りたい。

S.Y.

児童福祉司
2023年入職

こどもに関する相談に応じ、調査や支援を行う日々

 私は児童福祉司として、児童相談所に勤務しています。虐待、障害、非行、不登校など、18歳未満のこどもに関する相談対応が主な仕事です。学校や警察など関係機関との連絡・調整をはじめ、保護者やこどもとの面接、家庭訪問などを行っています。例えば虐待一つとっても、虐待を引き起こす要因はさまざま。児童心理司や医療機関とも連携しながら丁寧にアセスメントを行い、その家族に合った支援計画を作成します。通告された保護者は児童相談所を敵対視するケースもあり、最初はなかなか話を聞いてもらえないことも多いです。それでも粘り強く対応し、こどもの一時保護や支援の必要性を理解してもらっています。
 簡単に成果の出る仕事ではないからこそ、良い結果につながったときの喜びは大きいです。困難を乗り越えて良い方向に進んだり、児童相談所に相談して良かったと言ってもらえたりすると、自分のやってきたことが報われたなと感じます。

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地元に貢献したくて、青森県の福祉職を希望

 この仕事を目指したきっかけは、大学進学のために地元の青森を離れたこと。県外に出たことで青森の魅力を再認識し、地元を支える仕事がしたいと思うようになりました。また私は小さい頃から耳の不自由な子と仲が良く、障がいのある方々と関わるボランティア活動にもよく参加していたので、大学では福祉を専攻。学びを深めるにつれて、ヤングケアラーをはじめとするこどもの貧困対策に携わりたいと考え、青森県の福祉職を希望しました。
 入職前は仕事や新生活が始まることへの不安もありましたが、トレーナーの先輩職員や上司のフォローが手厚く、児童相談所の仕事も丁寧に教えてくださいました。保護者とのやりとりがうまくいかずに落ち込んでいたときには、「こんなふうに考えると、気持ちが楽になるよ」と心の立て直し方もアドバイスしていただき、とてもありがたかったです。周りの方々の助けがあったからこそ、ここまで仕事を続けてこられたと思っています。

職員の写真

仕事のやりがいや成長の実感が自信につながる

 児童相談所の仕事は一般的に「大変そう」というイメージが強いかもしれませんが、大変なこと以上にやりがいが大きく、自分自身が成長できる仕事でもあります。私は多様な家庭との関わりによって知識や経験が増え、あらゆるケースに対応できるようになったことが自信にもつながりました。仕事で嫌なことがあっても、起きてしまったことは変えられないので、何事もプラスに考えるようにしています。「できないんじゃなく、まずは一生懸命やってみよう」という心がけも、児童福祉司には大切だと実感しています。
 今後はさらに虐待対応の現場で経験を積み、将来的には虐待予防に関する業務に携わりたいと考えています。こどもの安全や笑顔を守るために、虐待を受けるこどもをできる限り減らしたいです。児童相談所の仕事は家庭支援の要だと感じているので、ぜひ一緒に働いてくれる若い人たちが増えたらいいなと思っています。私が先輩方に助けられてきた分、私も後輩たちを支えられるような存在になりたいです。

職員の写真
波線背景
木々の背景画像